8月② 不安と期待

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するとシンは、指先で、涙を拭いてくれた。 そして、静かに優しい声で、 「俺は彩のことが大好きなんだよ。お前がしたくないないなら、それで俺はそれでいい。 お前の望むことは何でもするよ。だから信じて欲しいんだ。 俺は彩の心が壊れるのが怖いから……」 言葉につまったシンを見た。 泣いてる。
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