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悲劇
Gウイルスの実験が行われることを知って3日後…。
レベッカ「クリス、一応武器が届いたよ。」
しかしクリスの声はしなかった…。
レベッカ「クリス?どうしたの?」
すると肩を怪我したクリスが降りて来た。
レベッカ「どうしたの!クリス!」
クリス「ハァ、ハァ、レベッカ。逃げるぞ…。」
レベッカ「どうしたの!」
クリス「全てお見通しだったんだよ、レベッカ…」
レベッカ「どういうこと?」
クリス「ハァ、ハァ、アンブレラはオレたちがGウイルスを奪うことがバレたんだ…。く!」
レベッカ「大丈夫?クリス?すぐに手当てするわ。」
クリス「レベッカ…スグに逃げるぞ…ヤツが来る!急がないと手遅れになる!ヤツが起き上がる前に…早く!」
レベッカ「わかったわ。」
その時かすかに声がした。重々しく響くその声は相手にものすごい威圧感と恐怖を与える。
クリス「しまった!ヤツが起きたか!」
レベッカ「なんなの!一体…」
その時ドアを突き破ろうとする音が聞こえる。
レベッカ「終わった!」
クリス「よし!行くぞレベッカ!」
そして二人は急いで裏口から出ていった。しかし、それが罠だと二人は知らない。
クリス「開けるぞ!」
レベッカ「いいわよ。」
そして二人は裏口のドアを蹴り開けた。その時ものすごい光が照らされた。
アンブレラ隊員「フリーズ!!」
一斉に銃を構えた。
クリス「しまった!罠か…!」
銃の種類はMP‐5。
クリス「く!こちらはM9か…。くそ!」
レベッカ「そんな…」
レベッカは信じられぬことに動揺してその場に座りこんでしまった。その時一人の男が向かって来た。
謎の男「これはこれは、STARSのお二方ではありませんか。」
クリス「お前は誰だ!」
謎の男「忘れたとは言わさんぞ」
そして男は黒く光るサングラスをつけた。
クリス「お前は…ウェスカー!!」
レベッカ「生きていたの!!」
クリス「あの時タイラントに貫かれて死んだはずだ…」
ウェスカー「確かにあの時一度死んだ…。しかしあの時私はTウイルスを投与していた。そして私は常人ではない力を手に入れた!!」
そしてウェスカーはクリスを殴り飛ばした。彼は10mほど吹き飛んで気絶した。
レベッカ「クリス!クリス!」
レベッカはその場で泣きながらクリスの体を揺すった…。
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