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第3の組織
ビリー「久しぶりだな…レベッカ…」
レベッカ「森で別れて以来ね。」
その時隣接する家からたくさんの声がしてきた。
村人「ァァ~、ゥゥ~」
レベッカ「なんなの!アイツら!まるであの時のゾンビみたい…。」
ぞろぞろと村人が集まって来た。
ビリー「ち!一旦隠れるぞ!話は後だ!」
二人は窓を突き破り、向かいの納屋の天井裏に隠れた。
ビリー「ここなら大丈夫だ。声も漏れない。」
レベッカ「ビリー!アイツらは一体なんなの!」
ビリー「オレの独自の調査でわかったが、アンブレラはGウイルスより更に進化したウイルス。いや、寄生体を作ってしまった。」
レベッカ「どういうこと?」
ビリー「アイツらはその新兵器のせいでゾンビ化したんだ。」
レベッカ「でも、見かけは普通の人間だったわ。」
ビリー「そうだ。アイツらを動かしているのはその寄生体なんだ。」
レベッカ「…。それでその他にわかったことは?」
ビリー「さすがにオレもここまでしか知らない…」
ビリーはため息をつきながらタバコを吸い始めた。
レベッカ「ところでどうしてあなたがそんなことをしているの?」
レベッカは不思議でたまらない。どうしてビリーがアンブレラについて調べているのか?という疑問で頭が一杯だ。
ビリー「実はオレはお前と別れた後、ある会社の工作員にスカウトされたんだ。そこで特殊訓練を受けた後この地に訪れたんだ。」
レベッカ「その会社って?」
ビリー「それは言うことが出来ない…。強いて言うならその会社の名は『S』だ…。アンブレラを敵対視する大手製薬会社だ。」
レベッカは余り理解できなかったが、この状況下でビリーに再会できた嬉しさで一杯だった
レベッカ「そろそろ行きましょ。ヤツらの声もしなくなったし。」
そう言って納屋を出ようとすると、上から何かが降って来た。
ズシャ~ン!!
砂ぼこりが消えて見えてきたのは巨大なカマキリだった!しかしモハやカマキリの原型を止めておらず、目が飛び出した異形のカマキリだった!
レベッカ「あ、ああ…」
ビリー「くそ!次から次えと!レベッカ!コイツを倒すぞ!」
そう言って二人は銃を構えた。
そのカマキリは耳を刺すような鳴き声を放ち、鎌シャキシャキならし、二人に襲いかかった!
「ズカーン!」と二人の銃が火を吹いたのであった。
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