🌕第1章🌕

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「今日は満月か…」 いつもなら、とうに暗くなるはずの時間。 外はほんのり明るかった。 「………」 しばらく空を──月を眺めていたが、なんだか虚しくなり視線を自分の向かうべき道に戻した。 今日もまたあの場所に帰らなければならない。 一歩一歩、踏み出す足が重い。 ─帰れば〈アイツ〉がいる─ .
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