『幸せなる刻』

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「此所に、新たな風の魔導士の誕生を喜ばん……」 源三郎「この力……必ずや平和の為に……」 源三郎は山の祠にて、司祭から魔力を受け取る 妃斗巴「源ちゃんも終った?」 源三郎「うん。妃斗巴は?」 妃斗巴「ばっちり♪」 源三郎「そっか♪で……結局何にしたんだ?」 妃斗巴「んとね……着いて来て♪」 妃斗巴は源三郎の腕を掴むと、勢いよく駆け出す 源三郎「ちょっ!?どこ行くんだよ!?」 妃斗巴「まだ内緒♪」 源三郎「妃斗巴って、隠し事すきだよな……」 妃斗巴「なに?なんか言った?」 源三郎「なんでもない♪」 二人は森の中を駆けて行く そうして着いた場所…… そこには綺麗な泉があった…… 源三郎「すげぇ……なんだここ?」 妃斗巴「神司一族は『精霊の泉』って呼んでる……」 源三郎「え!?俺なんかが来てもいいわけ!?まずいんじゃ……」 妃斗巴「いいの♪私は神司家の次期当主なんだから♪」 『えへんっ♪』と言わんばかりに胸を張る妃斗巴 源三郎「そ……そう…なんだ……」 しかし源三郎は『後で絶対に怒られる』と考えを巡らせていた 源三郎「で、なんでここに?」 妃斗巴「んとね……『初めては源ちゃんと』って決めてたから……////」 源三郎「え……////」 妃斗巴の言葉に、源三郎はドキリとする
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