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二人が住む村『神降の村(カミオリノムラ)』
その名のとおり、神が降り立つという伝承が残る村である
源三郎「着いたぞ。降りろ。」
妃斗巴「いやー。家まで連れて行って♪」
源三郎「わがまま言うなよ……」
妃斗巴「だめ?」
源三郎「…………たくっ……」
妃斗巴「やった♪」
源三郎は妃斗巴をおぶったまま、妃斗巴の家の前まで来る
そこには一人の男性が立っていた
源三郎「あ、伊琉巴さん。」
妃斗巴「え?お父さん?」
そこに居たのは妃斗巴の父親
『神司 伊琉巴(カミツカイルハ)』
であった
伊琉巴「源、すまなかったね。」
源三郎「いえ、なれてますんで。」
源三郎は妃斗巴を降ろす
妃斗巴「お父さん♪ただいま♪」
伊琉巴「おかえり。楽しかったかい?」
妃斗巴「うん♪」
妃斗巴は伊琉巴に抱き付く
源三郎「じゃあ、僕は……」
源三郎が帰ろうとする
すると……
伊琉巴「源、ご飯を食べていかないか?」
源三郎「え?でも……」
伊琉巴「何を遠慮しているんだ?お前はもう、私の息子の様なものだろ?」
源三郎「でも………」
妃斗巴「いいからいいから♪ね?」
言いながらも、妃斗巴は強引に源三郎を家の中に引き入れる
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