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アホかο
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コンっ……
━いってぇな…当てた奴…誰だょ…
最悪な目覚めο
受けたって無駄な授業,寝ようと思ったのによぉ…
不機嫌に目を覚し顔を上げるο
クシャクシャに丸められたメモ用紙ο
このメモの柄…どっかで…
(ミカかっ!!)
俺はミカに向かってメモを思い切り投げつけたο
ふっ…痛そうな顔して睨んでるしッ……可愛いο
ミカわそのメモを俺に再び投げようと…投げた…でもο
手がすべったのか先生の頭に…見事命中ο
先生はチョークをピタッと止めてミカを睨み…ミカは放課後職員室に呼び出されるハメに……ο
シュンとしているミカに俺は見ていられなくて…
成績にヒビくとか…どぉでもよかった……気付けば自分カラ手を挙げて自首してしまったο
「俺も投げました」
すっげぇ恥ずかしかったけど…やっぱりアイツ一人に…は可哀想だったο
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説教の放課後…
「ごめんね…私のせぇで…」
「気にすんなょο共犯だろ?」
俺がニカッと笑うとミカも嬉しそうな笑顔で笑ってくれて安心したο
「ゴホッ……おまえらッ…入れ」
はぁ…かったりぃ…
━それからは延々と説教説教で…
俺わ隣に座ってるミカのぽけぇッとした馬鹿な可愛い顔をずっとみてたο
…ミカと目あった!!見すぎたかな…!?
口パクでミカは
『ど・ぉ・し・た・の?』
…俺も口パクで…
『馬・鹿・観・察ο』
ミカわぷぅッと頬を膨らましていたο
「━……とゆうことだο…おい!聞いとるか!?」
「「……はぁ~い」」
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ガラッ……
やっと終わった説教もなンだか終わったら終わったで寂しいもんだな…
「杉りんっ?♪一緒に帰ろう?」
「…ぁッ!…あぁ!」
そして俺達は校門を一緒に出たο
勢いで一緒に帰ることになったけど…
何話したらいいか……
二人とも黙りこんでしまった……ο
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