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『なに―――!?』
闇の球体は光の線に優しく包み込まれるようになっていた。
『そうはさせるか―――!!』
黒いマントの者はそのマントから、白く、血の気がない不気味な両腕を出して天へとつき出した。
『ダーク・サンダー!』
カッと辺りが明るくなったかと思うと、光の線が紫をおびた細いものに螺旋状に絡まっていた。
光の線は苦しそうにうごめく。
そして―――闇の球体と光の線に絡まっている紫の雷が一体化した。
光の線にもう逃げ場は無かった。
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