第一章 さすらい人の詩

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「テレフォンカードのラブコール」 (そんな時代)   旅先からのラブコール   公衆電話探し   やっと見つけた テレフォンBOX   いつものダイヤル 君のケイタイ トゥルルルル   ご機嫌の君は 少し ワインを飲みながら   受話器の向こうで ギターを弾じく   105度のテレフォンカード もう 終わりの音が 鳴ってるよ   君は気づいて 大丈夫? って聞くけど 俺は   なんでもないよ と もう一枚   旅先からのラブコール 遠くに居ても 同じ時間さ   俺は 3枚目のカードを入れる   淋しい気持ちが引き延ばす 公衆電話のラブコール   いつまでも 切りたくないよ 遠く離れたラブコール   会いたい気持ちが 愛しさを 募らせる   狂おしく 君を思うよ   テレフォンカードのラブコール
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