第一章 さすらい人の詩

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「宇宙のまんなか」 この星のほんのすみっこで泣いてるコを見つけたよ 誰にもわかってもらえないと泣いてるコを見つけた 石ころにつまづいて膝をすりむいたんだね こんな石ころだったらこれからたくさん出てくるさ あぁ涙をこらえ  ソラを見上げたあの日々 あぁ生きることさえも諦めかけた日々 自分の居場所なんかない ちがうそれはいいわけなんだ 自分が今居る この場所は自分でつくるんだ この丸い大地の中心はどこですか 今見ているこの世界は けしてすみっこなんかじゃない 壊れかけた心抱えてさすらう魂は  燃え尽きることなく  ギラギラと今を彷徨う 傷ついて疲れ果てて泣きたくなっても涙流しても 自由の旗を高々とあげ  今日も艦を出す この瞳に命が燃えている限り  今日も艦を出せ
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