敗走

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少年『…』 少年『入って…』 少年は僕を小屋に入れる それは二階立ての古い小屋 しばらくして… 再び足音と共に帝国兵士の姿が見えた 僕は窓越しにそっとそれを見る …外では帝国兵士と少年が話していた 帝国兵『…それは本当の話か?』 少年『ちゃんと見た…』 少年『向こうに…行った』 帝国兵『なるほど…向こうに…』 帝国兵『助かった、礼を言うぞ』 そう言って帝国兵は去っていった 少年『もういい…』 少年『くつろいで…』 僕はゆっくりと椅子に座った 暖炉には火がついていて雨に冷えた体を温めてくれる 少年は外を見ながらつぶやいた 少年『時は…満ちた』 少年『運命が2人を引き合わせる…』
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