敗走

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そういえば自己紹介がまだだった 僕の名前はルクス セリヌス共和国南東にあるイシュリンの領主 僕は父の死と同時に領主となった ではついでに今にいたる経緯についても話をしておこう 舞台はイシュリンの大地 のどかな里山でブドウの栽培が盛んな平和な土地 しかし… 半年前に共和国はグレン帝国から宣戦布告を下された 宣戦布告の理由は分からず、共和国は帝国に和平を望むが拒否されてしまう そして共和国の皇都ミスルもたった3ヶ月の侵攻で陥落した その後帝国は徹底的に共和国の領地を攻撃し、謎の“闇魔法”で諸侯を苦しめた さらに帝国はサモン教皇を人質にとり僧侶達さえも首を跳ねた 戦況の悪化、 …緒候達は二分された 一方の諸侯は教皇の為に帝国に下り もう一方緒候は今でも帝国と戦いを続けているという いつしかイシュリンの大地にも帝国が押し寄せ…何もできぬまま僕だけが助かってしまった 僕付きのイシュル騎士団長ナギムも…僕を救うために1人屋敷に残った…
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