自分家の誘い方(アベミハ)

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選択授業の時間。 一年生の後半クラスで美術をとってる生徒全員での合同授業が始まろうとしていた。 「たっ、田島君…!」 「ん?どした三橋ー?」 田島と三橋は揃って美術室の廊下側、一番後ろの席に居た。 「えっと、あの… 田島君は、誰か を自分家で遊ぼう、って誘うとした ら…」 「えーっ?そんなん本人に今日俺ん家で遊ぼうぜって言えば良いだけじゃん?」 「で、でも…」 「まさか三橋、女誘おーとしてんのかぁ!?」 「ちっ、違うよ!えと…」 『キーンコーンカーンコーン………』 始まりのチャイムが鳴り、ざわついていた生徒達がそれぞれ自分の席に座りだした。 「ちぇっ!三橋、後で誰誘おーとしてんのか教えろよなー?ゲンミツにっ!」 「あ、うんっ」
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