中学時代

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中学の…確か2年の時だったかな? 夕方、いつものように学校から帰って、いつものように弟とテレビを見てダラダラしていると、普段見た事がないくらい大慌てでお母さんが2階の私達の所にやってきた 母「早く❗出かける準備して❗」 私「え~…どーしたん?」 母「お父さんが仕事先で倒れたんやって❗これから病院行くから❗」 私達はその言葉にただビックリして、でも現実感がないまま急いで家を飛び出したっけ 父の仕事先から近い病院では、集中治療室に入れられていた そして私達姉弟には「見るな」と一目だけの面会すらなく、待合室で不安な気持ちのままひたすら待った それから数年後に初めてその時の様子を母が教えてくれたのだが、父は心臓が一時停止した危険な状態だった 献身的な治療のかいがあって、奇跡的に息を吹き返して事なきを得たそうだが… まだまだ予断は許さない状況だったらしい 実際、数日後か数週間後(この時は本当に現実感がなくて、時間の経ち方があやふやだった💦)にやっと数分間の面会が出来た時にも、父はいくつものコードやら何かの管に繋がれていて…家に帰って一人になった途端に、父の前では我慢していた涙がボロボロ止まらなかった
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