16歳の奥様

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朝の5時半から、俺の一日は始まる。 うるさい目覚まし時計を力の限り叩いて、イライラしながら止めて起きるんだけど…。 ここからは、ぼんやりしてられない。 俺には弁当を三人分作るという使命があるから! 「よし!後は鮭の切り身を入れて…と。これで幸介さんの弁当は出来たな。後は亮太と俺の分だけだな」 あ、幸介さんと亮太は、俺の………その…………………旦那さんなんだ…。 実は…俺…16歳で…結婚しちゃったんだ…。 俺の婆ちゃんと、二人のお祖父さんが、過去に恋人同士だったけど、家の事情で結婚出来なかったから、二人の孫の代までに結婚させようって話になったらしいけど………何で女の子が生まれない事を想定しなかったんだろう?
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