16歳の奥様

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やっぱり…亮太、助けようという気持ちはないんだね…。 この旦那達、エッチ関係になると、見事な連係プレーを披露してくれるからな…。 「二人とも!!遅れるんじゃないのかよ!!?」 「あっ!」 「いけね!」 俺を解放すると、幸介さんは、バタバタと着替え始めた。 「亮太も朝練遅れるよ!指輪外した?」 「やべ!付けたまま行くところだったぜ」 「もう…!あ、俺も付けっ放しだった…」 てへへと笑いながら、左手の薬指から、結婚指輪の三連リングを外した。 いつも、指輪を外す時は、胸が締め付けられるように苦しくて、涙が溢れそうになる。 何だか、二人と夫婦じゃなくなったような気がして、凄く寂しいんだ。 他人になったように感じて寂しいのは、俺が二人を真剣に好きだからだと思う。
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