1100人が本棚に入れています
本棚に追加
やっぱり…亮太、助けようという気持ちはないんだね…。
この旦那達、エッチ関係になると、見事な連係プレーを披露してくれるからな…。
「二人とも!!遅れるんじゃないのかよ!!?」
「あっ!」
「いけね!」
俺を解放すると、幸介さんは、バタバタと着替え始めた。
「亮太も朝練遅れるよ!指輪外した?」
「やべ!付けたまま行くところだったぜ」
「もう…!あ、俺も付けっ放しだった…」
てへへと笑いながら、左手の薬指から、結婚指輪の三連リングを外した。
いつも、指輪を外す時は、胸が締め付けられるように苦しくて、涙が溢れそうになる。
何だか、二人と夫婦じゃなくなったような気がして、凄く寂しいんだ。
他人になったように感じて寂しいのは、俺が二人を真剣に好きだからだと思う。
最初のコメントを投稿しよう!