操り男

あれ？ナニコレ。

あ、ダメだ。
現実だコリャ。

テレビではたった今までやっていたゲームが映っていた。
画面はゲーム中盤の燃える町を映していた。

「いやぁ、でも人間がテレビん中に入るなんて…おーい、ミズキー…なーんてな…」
『カズマ！そこにいんのか？！』
いきなりのミズキの声に思わず後ろを振り向いた。

いない。
やっぱ部屋にはいないんだよな。