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ひらひら ひらひらと
桃色の花弁が舞う中
深茶の髪と黒い肩布を翻し
にこりと美しく笑う貴方
はらはら はらはらと
真っ赤な椿が首落つる中
金糸の髪と赤い布を身に纏い
横たわりこちらを見詰め笑う貴方
どちらも愛しくて
どちらも愛したくて
己は、ふたつを抱きしめた
抜け落ちぬ様に
逃がさぬ様に
消えてしまわぬ様に
それはただの不安
これはただの独占欲
けれど答えてくれるのが
とても嬉しくて
愛しい
愛おしい
愛したい
そんな気持ちを言ノ葉に乗せて
貴方たちの胸へと届けよう
・幕末機関説いろはにほへと
・不知火×燿次郎・左京之介
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