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どこまでも続く闇の中を
ずっと出口を探して歩いてた
探しても 探しても
見つからない 出口
いつの間にか諦めて
足を止め
膝を抱えて座り込んだ
何も考えられなくなった
それからどれだけの時が過ぎたのだろうか
一本の道が出来ていた
その先には光が…
ずっと探して出口が…
あった
その道に沿ってゆっくりと歩き出した
いつの間にか走り出していた
道の先は光で満ちていた
しかし 闇の中にいた者に
光の中での居場所はない
彼は
闇の中に帰っていった
暗く
静かな
闇の中へと……
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