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リュノスとラクーンが奥へと進むと深緑色に光っている場所があった。
「やっぱしあったか―」
リュノスが光っているそれに近づいていく。
それは龍のシルエットがはいった魔法陣のようなものだった。
「深緑か・・・。ということは木の守護龍だな」
リュノスはその魔法陣をみながら呟く。
「さて、行こうか」
リュノスは魔法陣の真ん中に立つと深緑が先ほどよりもさらに光だした。
リュノスとラクーンが深緑の光に包まれ、光がおさまるとそこには姿が無く魔法陣だけがそこにあるだけだった。
「転送・・・されたんだよな?」
リュノスが目を開けると先ほどとはあまり変わらない風景だった。
「さてと守護龍さんは何処かな~」
リュノスは辺りを見渡す。
《我を起こすのは何者だ・・・》
低い声が全体に響き渡った。
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