46人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
「やったのか・・・?」
リュノスが炎に包まれたフォレストラルを見て呟く
《ほっほっほぅ・・・お主やるのぅ》
炎が消えた場所にはフォレストラルはいなく、リュノスは辺りを見渡して探す
「フォレストラル、何処だ?」
《此方じゃよ》
フォレストラルが答えるとリュノスの背後に葉やら枝等が現れては集まりそれが球体になった
球体が一気に風で吹き飛ぶように消えるとそこにはフォレストラルが何ともないように羽ばたいていた
「・・・!」
振り向いて見たリュノスは驚いた
《見事じゃった。お主に力を貸してやろう》
「ホントか!」
《もちろんじゃ》
フォレストラルはそう答えると淡い緑色の光に包まれて葉の形をした緑水晶になってリュノスの手の平に落ちた
「フォレストラル?」
リュノスは居なくなったフォレストラルの名を呼ぶ
《何じゃ》
「うわっ!?」
《全く何をそんなに驚いておるのじゃ》
「え、いや。水晶から声が?」
不思議そうに手の平の上にある水晶を見た
最初のコメントを投稿しよう!