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《そうじゃ。今は水晶、木の水晶の姿になっておる》
リュノスの手のひらにある木の水晶がフォレストラルが話す度に光る
「実体はどうなったんだ?」
《なに、心配することではない。水晶から実体になれるんじゃ》
「そうなのか。なら安心した」
リュノスはニッと笑って答えた
《お主、まだ仕事があるのじゃろう?》
不意にフォレストラルが言う
「あぁ、封結しないとな」
リュノスは水晶を大事そうにしまう
《では、ここからでるとしようか》
フォレストラルがそう言うとリュノスとラクーンは光に包まれてその場から消えた
《お主なら大丈夫じゃ・・・きっと》
フォレストラルがそんなことを呟いたのはリュノスは知らない
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