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「聞きたいこと?」
「そうだ」
リュノスはクラトスを見る
「最近、モンスターが凶暴化している理由を何か知っているか?」
「凶暴化している理由か・・・」
リュノスは言うべきか、言わないべきか迷って腕を組んだ
「その様子だと何か知っているようね」
リフィルがリュノスをジッと見据えた
「・・・まぁな」
リュノスは頭をガシガシかきながらため息をついた
「私たちに話せない事なのかしら?」
「あー、こっちの問題もあるんだよな」
リフィルの問いにリュノスは言葉を濁す
「お前一人の問題では無いと私は思うが・・・」
クラトスは腕を組みながら鋭い目でリュノスを見ている
「・・・はぁ、分かった、話す」
リュノスは観念したように苦笑した
「ただし、あまり他言しないでくれ。するならここのギルド内の信用できる奴だけだ」
リュノスがそうお願いすればクラトスとリフィルは了承の意味で頷いた
「じゃぁ、話すぜ?」
リュノスはクラトスとリフィルを交互に見た後に話だした
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