46人が本棚に入れています
本棚に追加
世界樹の麓にて二人の少年がいた。一人は茶髪に赤い服の《ロイド・アーウ゛ィング》。もう一人は少し長めの銀髪に青い服の《ジーニアス・セイジ》。
二人はアイリリーの〔アドリビトム〕というギルドに所属しており、そこのギルドマスターである《クラトス・アウリオン》からの依頼でここへ調査に来ていたのだった。
依頼内容によると世界樹へと足を踏み入れた冒険者たちがやみくもにモンスターに襲われ怪我をして帰ってくるという。
冒険者たちが言うには「モンスターの強さが普通じゃない」らしい。
つまり、モンスターが異常であるということであった。
「ねぇ、ロイド。今まで戦ってきたモンスターは普通だったよね?」
ジーニアスが辺りを見渡しながらロイドに話しかけた。
「そうだな。特に様子がおかしいってわけじゃねェし」
ロイドも異常な所は無いなと見渡しながら答えた。
「どうする?」
「そうだな・・・。じゃぁ、念のためもう一回りして何もなかったら切り上げようぜ?」
「うん、分かった」
二人は再び歩きだして行った。
一時間後
二人は一回りしたが異常な場所は見つからなかった。
「何もなかったな」
「そうだね。早くクラトスに報告しに帰ろうロイド」
二人は出口に向かって歩いていた。
あともう少しで出口にたどり着くというところでモンスター、《マンドロテン》が2体現れた。
最初のコメントを投稿しよう!