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ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ…
「…？」
「…なにしてんねん、自分」
「おし………たり先輩…………？」
「忍足先輩ｯ忍足先輩ｯ忍足先輩ｯ！！！！！」
あまりの嬉しさに思わず忍足先輩に泣きついていた。
先輩は私の頭を優しくなでてくれた…
「よしよし。一体なにがあったんや…」
「…ﾄﾞｱが…開かなくて…それでこわくなって…」
「ﾄﾞｱ？ｶｷﾞかかっとったな。せやけど、内側からｶｷﾞあけられるやろ」
「………へ？」
嘘………じゃあ私……
「ｱﾎやなぁ自分！ｱﾊﾊﾊ」
「うぅ…」
「なんで部室なんか入ったんや、練習中に」
「忍足先輩こそ…練習中ですよ？」
「俺はﾊﾞﾝｿｳｺｳを探しに…」
「私は先輩にﾊﾞﾝｿｳｺｳを…」
「そうか…俺の為に」
「……」
「戻るで、練習に」
「はい…」
「おおきにな、お嬢ちゃん」
そして忍足先輩はﾆｯｺﾘ笑った。
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