107人が本棚に入れています
本棚に追加
合宿当日。
私も参加させてもらえた。
老けてるって言われてる青学の部長さんや
不二さんっていう天才や
ゴールデンペアって呼ばれてる二人組にも会ってみたい…
青学には興味がある。
私のテニスにもいい刺激がいっぱいあるはず…
そして…
忍足先輩の好きな人のことも気になる……
「佳奈!!部屋割り発表するって!」
「ちょっと待って鳳くん!」
「―と、なる。ああ、それから白石は青学の女子と3人部屋だ」
「ええッ!?」
「なんだ?お前なら大丈夫だろ?アーン?」
「え、でも…あの…」
ちらっと忍足先輩をみる。
先輩はこっちをみてはいない…
「では以上だ、荷物を置いたら集合だ」
解散後、鳳くんがすぐに声をかけてくれた。
「大丈夫?つらくなったら僕の部屋においで。いつでも大丈夫だから」
「うん…ありがとう鳳くん…」
しぶしぶ部屋へ向かった…
ここか…
コンコン…
「失礼しま~す…」
「あ、もしかして氷帝の人?」
「あ、うん。氷帝2年白石佳奈です。よろしくね」
考えていたあいさつを言った。
「私は、青学1年竜崎桜乃(リュウザキ サクノ)です。よろしくお願いしますッ」
髪が長くて二つに三つ編みをしている女の子があいさつをした。
少し緊張しているように見える。
そしてもう一人…
「青学2年、赤月 巴(アカツキ トモエ)です。よろしくね」
なんというか…
一瞬で親しみがわくような女の子…
かわいい…綺麗…
まさか…この人なのかな…
まさかね……
「桜乃ちゃんと巴ちゃんでいい?」
「はい!」
「巴でいいよ。私も佳奈って呼ぶから」
「わかった☆」
最初のコメントを投稿しよう!