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青学との合宿も終わってしばらくたった。
鳳くんとは一言も話してない。目も合わさない。
「フッ…鳳もガキだな」
「跡部先輩…」
跡部先輩が話かけてくれた。
「フッたんだろ?それでシカトなんてよ…」
「私が…悪いですから」
「鳳は、友達以外のなんでもねぇのか?」
「親友…です…」
「なんでそう思う?鳳を傷つけても付き合いたくねぇか」
「……鳳くんは優しくて、大人で、男としてすごくすごく素敵な人です」
跡部先輩は黙って聞いていた。
「だから…鳳くんのことをホントに心の奥から好きだって言ってくれる人と…結ばれるべきなんです」
幸せになるべき人だから…
「お前はまだそこまで行ってない…ということか…」
「私じゃ…ダメです…」
ガサッ
「佳奈…」
「鳳くん!?」
いきなり鳳くんが現れ、びっくりした。
「俺様が呼んだ。あとは2人でな」
「先輩……」
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