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親父はヘソを曲げた…
全く面倒な親父だ…
そんな事より名前だ…って言うか…
チビ助は男の子か、女の子かどっちだ?
気になったので、調べてみた…
…無い…女の子だ…
外の百合の花が風で又、揺れた…
「ゆり…yuriだ!!♪」
その時から、チビ助はyuriになった…
yuri…良い名前だ!!
家族も気に入った様子だった…
「yuri、お前は、yuriだぞ!」
yuriはウロチョロしてる…
僕はyuriを自分の部屋に連れて行った…
部屋には、前もって、用意しておいた、ペット用品が有った…
エサ皿、ペットサークル、キャリー、玩具、
まるで子供が生まれた親の心境だ…
エサ皿に子犬用ミルクを注ぐ…
yuriをミルクの入った皿の前に放した…
「ピチャ、ピチャ」
yuriは美味しそうにミルクを飲んだ…
「yuri、美味しいか?、沢山、飲んで…大きくなれよ…」
僕はyuriを、暫く眺めて居た…
夜も更けて来たので、ソロソロ寝る事にした…
yuriをキャリーの中に入れて、僕はベッドに潜り込むと、部屋の灯を消した…
暫くすると…
「キャウ~、キャウ~」
と鳴く声で目が醒めた…
キャリーの中でyuriが鳴いて居る…
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