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「おばさん、生まれたって⁉」
おばさんは、ニコニコしながら…
「あ~全部で4匹生まれたよ…」
と言った後…おばさんは急に顔色を曇らせて…
「只…ね…」
と言った…
「只…何?…何か問題でも…?」
僕が尋ねると…
「見れば分かるから…」
そう言うと、おばさんは、犬達が居る部屋に僕を案内してくれた…
部屋の中に入ると…
隅の方がペットサークルで仕切って有り…
その中にバスタオルが敷き詰めて有った…
そして、バスタオルに横たわって…
母犬のリリー、が子犬達を舐めて居た…
子犬達は、
「キュウ~、キュウ~」
と鳴いて母犬に寄り添って居る…
「リリー頑張ったな、お疲れ様」
僕は母犬に声を掛け、子犬達を見た…
1…2…3…4…確かに4匹居る…
しかし…3匹は元気にモゾモゾ動いて居る中…
他の子犬達より、2廻り程、小さな子犬が1匹…
弱々しくヨタヨタしてた…
「あ~、大分、弱ってる子が居るね…」
僕が言うと…おばさんが…
「そう、なんだよ…その子は1番最後に生まれた子だけど…ダメかも…知れない…」
悲しそうに、おばさんが言う…
「ダメって…殺しちゃうの!?」
驚いて僕が尋ねると…おばさんは…
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