❤子犬の誕生❤

3/5
前へ
/82ページ
次へ
「おばさん、生まれたって⁉」 おばさんは、ニコニコしながら… 「あ~全部で4匹生まれたよ…」 と言った後…おばさんは急に顔色を曇らせて… 「只…ね…」 と言った… 「只…何?…何か問題でも…?」 僕が尋ねると… 「見れば分かるから…」 そう言うと、おばさんは、犬達が居る部屋に僕を案内してくれた… 部屋の中に入ると… 隅の方がペットサークルで仕切って有り… その中にバスタオルが敷き詰めて有った… そして、バスタオルに横たわって… 母犬のリリー、が子犬達を舐めて居た… 子犬達は、 「キュウ~、キュウ~」 と鳴いて母犬に寄り添って居る… 「リリー頑張ったな、お疲れ様」 僕は母犬に声を掛け、子犬達を見た… 1…2…3…4…確かに4匹居る… しかし…3匹は元気にモゾモゾ動いて居る中… 他の子犬達より、2廻り程、小さな子犬が1匹… 弱々しくヨタヨタしてた… 「あ~、大分、弱ってる子が居るね…」 僕が言うと…おばさんが… 「そう、なんだよ…その子は1番最後に生まれた子だけど…ダメかも…知れない…」 悲しそうに、おばさんが言う… 「ダメって…殺しちゃうの!?」 驚いて僕が尋ねると…おばさんは…
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加