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「そんな事はしないよ!…ケド…保たないかも…」
と、おばさん…
「せっかく、生まれて来たのに…」
僕が言うと…
「とにかく…2~3日様子を見ないと…」
おばさんは、心配そうに、そう言った…
しかし、その表情は…保たない…無理だ…って語ってた…
その日は…とりあえず自宅に帰った…
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 1週間後 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
僕は子犬達の所へ向った…
犬達の部屋に入ると…4匹とも、元気に母犬の乳を飲んで居た…
「キャウ~キュウ~」子犬達は押し合って、母犬の乳の争奪戦をして居る…
その中に1匹…ほかの兄弟犬を押退けて、乳を飲む子犬が居た…
他の子犬達よりずっと小さな身体で…
どの子犬より頑張ってる子犬…
あの、弱々しくヨタヨタしてた、チビ助だった…
「チビ助~お前、こんなに元気になったのか!!」
僕は嬉しくて、チビ犬に話し掛けた…
「キャウ~」
チビ犬は、まるで返事をするかの様に鳴いた…
「小さい体で…根性有るなぁ~お前!!」
僕はチビ犬を母犬に戻して…
「おばさん、チビ助大丈夫だったね!」
と話し掛けた…
「あぁ~、もう大丈夫だよ」
おばさんも嬉しくて仕方ない様子で話す…
暫く子犬達を眺めて帰った…
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