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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 2ヶ月後 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ソロソロ渡せるよ…」
待ちに待った連絡が入った…
僕はおばさんの家に、すっ飛んで行った…
「キャン、キャン」
子犬達は、どの子も元気に、ウロチョロしてる…
「さて…お前は、どの子が良いんだい?」
おばさんが僕に尋ねた…
「僕が最初に選んでも良いの?」
嬉しそうに尋ねる僕に
「ああ、良いよ…」
と優しい笑顔で、おばさんは答えた…
僕は最初から貰う子は決めて居た…
「こいつを僕に頂戴!!」
僕が迷わず手にしたのは…
チビ助だった…
「そんな弱そうな子で良いのかい?」
おばさんは、不思議そうに言った…
「この子が良いんだよ!!」
僕が言うと、おばさんは…
「他に元気な子が居るのに…」
と言う…
「僕は、チビ助が1番良い!!」
僕は頑として譲らない…
「お前が良いなら…構わないから…連れて行きな…」
おばさんは、チビ助を手渡してくれた…
「やった~!!おばさん、ありがとう!!」
チビ助は…
「キューン、キューン」
と鳴いて居る…
「お母さんと離れるの可哀相な気がする」
そう言う僕に、おばさんは…
「お前が可愛いがってあげれば大丈夫!!」と笑う…僕はチビ助を連れて帰った…
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