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日に日にお腹の大きくなっていく凪。
けれど、彼は話しをしにさえこない。
ただ、彼の両親が何度か電話をかけてきて、世間体のこともあるので、凪を家へ戻して欲しいと、それだけを繰り返した。
しかし、私達の両親は、彼の家の、凪に対する態度があまりにも許せず、まして、顔も見せない彼に対しての信用が消え、凪を彼の家に戻すことはしなかった。
…そして凪は、この頃に、はっきりと、病気だということに気付く。
それは、この先、どうなるかも知れない、心の病だった。
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