大切なモノ

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彼は、ずいぶん昔から続く、大農家の長男だった。 そのため、お嫁さんにもらう人は、親の決めた相手にするつもりだったらしい。 …今時、そんな家が…と、思うけど、実際、そんな家だったのだ。 しかも、それを、凪本人に言っていたのから驚きだ。 凪は、彼の両親に気に入られていないことを、それからずっと、悩んでいた。
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