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その瞬間膨大な量の情報が流れてくる
自分の出生の秘密や自分の知らない本当の自分…そして何より
自分はこの世界の人間じゃないということ
キーラ「ようやく気づいたのね…気づいたのなら早くこの家の人間を…………………殺して"こっちの世界"に戻ってらっしゃいね」
そう言い残して消えてしまった。
忍「…………」
バサッ
忍「今のは…そうか…やるしかないか」
立ち上がり、部屋の中央に立つ、そして唱える
忍「愚か者共よ…貴様等の存在を…否定する…塵となることも許さん…"消えろ"」
瞬間
忍が掲げた手から凄まじい"闇"が吹き出す
それは天宮家を包み込んだ
そして、忍を除く全て…闇が包み込んだもの全てが消えていた
残ったのは両腕に浮き上がった入れ墨
その模様は逆十字架を形にしている
忍「開け、狭間の扉…今一度あの地へ…」
闇が現れ、扉が出てくる
忍は恐れることなく扉に入っていった
"準備は整った…さぁ奏でよう、殺戮の協奏曲を"
辺りは深い闇に眠る家が立ち並んでいた
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