母は我が儘

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普通の親子って、何でも親が我慢するものだと思っていた、またまた小学生時代 私の想像する親子は 『あ、苺が最後の一つになっちゃった』 「お母さんはもうお腹一杯だから食べなさい」 そう、このお腹一杯が肝心なのだ 子供だから、お腹一杯だと言われれば、素直に食べるだろう これが、私の想像した親子の会話だった しかし、現実はかなり食い違っていた 『あ~、あと一つになっちゃったから半分…』 『おい…』 私は、半分にして仲良く食べようと言う前に… 苺は母の口の中へ ここで、謝ってくれるなら… 謝ってくれ…る訳もなく 「食べないからいらないんでしょ?」 と…一言 違うよ 悩んでたんだよ 最後のひとつをどうするかを… そしてさらに追い打ちが… 「冷蔵庫のプリン、もうないから」 『えっ?』 「冷蔵庫にあったから食べちゃった」 あの… そのプリンは、貴女が私のおやつにと言って、今日買ったばかりでは? そりゃ、あるさ 入れたのは私だもの 明日のお楽しみだったのに… さらにとどめは
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