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「ずっとここに?」
「近くにホテルがあるからそこに泊まってる。気が付いたらここで寝てる……なんてこともあるけど」
舞は力無く笑みを浮かべたが、その顔には疲労の色が窺える。
体を壊してしまうのは時間の問題だと分かっていても、雅人を心配する舞の姿を見れば何も言うことが出来ない。
「【本部】と連絡は取れたの?」
「いえ……圭介さんと恵美理さんも頑張ってはいるんですが、まだ繋がってません。正昭さんも勇馬さんも音信不通状態で……」
「パパと連絡が取れないのは分かるけど、【本部】自体に連絡が取れないのは変ね……」
「【組織】の動きと関係があるんでしょうか?」
「こんな時にツッキーがいてくれれば……」
アドバイスをしてくれる月読尊の守護精霊は、ここにはいない。
ただ無情に、時間が流れるだけだった。
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