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「もう~付き合っちゃえば?」
「う~ん、でも剛史がどういうつもりか分からないし」
「まあそりゃそうだけど、普通そんなつもりもないのに誘わないでしょ~!健闘を祈るよ。何かあったら教えてね。じゃ、私は相方が待ってるから帰るよ」
「うん、じゃ気をつけてね」
手を振って別れると、東条君が自転車で亜紀を迎えに来てるのが見えた。
二人の後ろ姿を見送りながら、付き合うって、お互いに好きだってことを周りに言いながら歩いてるのと同じ。
それ自体が恥ずかしい気持ちもあった。
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