35人が本棚に入れています
本棚に追加
/115ページ
「ちがぁう!最要祓は
《高天原に神留まります、皇親神漏岐・神漏美の命以て、天つ祝詞の太祝詞事を宣れ。かく宣らば、罪という罪、とがというとがは在らじ物をと、祓え給い清め給うと白す事の由を、諸神の神等に、左男鹿の八つの耳を振り立てて、聞こし食せと白す》でしょ!」
藍香がプンプン怒る。
「………ごめんなさい………。」
奈帆が机にへばりついてボソボソと呟くように謝る。
目の下にクマができ、顔色は悪い。かなりやつれている。
「試験まであと1週間!!!!!!頑張ってよぅ!」
「うん、……………………がんば………」
バタっ
「んもぅ、ケルト妖精についてなら…………ん??…寝とるっ!?」
「うーん………………」
奈帆がスースーと寝息をたてる。
†試験まであと1週間†
最初のコメントを投稿しよう!