団子屋

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一方、梓は団子屋の営業の手伝いをしていた。 「梓ちゃーん、みたらし十本!」 「こっちは十三本ね~」 梓「あ、はい!!」 梓は忙しそうに走り、客の元へ団子を運んでいた。 それが奥で寝ている柳にも聞こえていた。 柳「(団子屋をしていたのか… ヤケに賑やかだ… そんなに人気なのか…)」 そう思い、気になったが突然睡魔に襲われ、柳はすぐに横になり寝てしまった。 「……ん…さ………ん……やな…さん…柳さん!!」 柳「…ん」 梓「起きましたか。 よろしければウチの団子食べますか? お母さんやお父さんに聞いたらいいと言ってくれたので…」 柳「…ありがたいな。 いただく」 柳はそう言って初めて梓に微笑んだ。 団子を一本取ると一番上の団子を口に含んだ。 .
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