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4月になり中学二年になった。彼と同じクラス、しかも席が左隣。こんな時に席が近いのは嫌だよ…。神様は意地悪だなぁ~と心の中で思って居ると、彼が私に話しかけてきた。 『音色と同じクラスになって良かった。またいっぱい音色と話せる』と久人は言った。 あの事をまだ根にもっていた私は『あぁ~そうだね。ヨロシクねぇ』と素っ気なく答えた。 そんな私に気付いたのか彼が『えっ?何で怒ってるの?俺まだ何もしてないよ。』と言ってきた。 私は『久人は私の事ちゃんと友達だと思ってるの?』と質問した。 彼は『当たり前だろ!友達だろ。』と笑顔で言った。
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