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男はかなりの階数を上った。
そして階段を上りきり屋上へと出た。
そこからは周りのビルや建物を十分に見渡せた。
男は屋上の端へと足を進めると、先程見たビルを見つめた。
そして腕時計で時間を確認すると、ポケットの中から小さなリモコンらしき物を取り出した。
男は軽く笑みを浮かべると、リモコンをそっとビルに向けボタンを押した。
何も起きはしなかった。
だが男は平気な顔でいた、むしろ余裕な表情の様にも見える。
そして携帯電話を取り出しビルを見つめながら電話をかけ始めた。
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