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結局良郎にあわぬまま俺は勇人に連れられ、家を後にした。
自分から家に来たくせに
勇人に手を引かれながら、良郎に会えなかったことに、少しホッとしてる自分がいた。
だってあの頃の俺とはもう違うから…
ごめんな…良郎。
俺はもう…お前の幼馴染みだった”孝介“じゃないんだ…
願わくばあの頃の君に
あの頃の俺に
もう一度もどりたかった。
幼馴染みのあの頃に
つづく
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