参章 「孝介」

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参章 「孝介」

「孝介わりぃ…またせ…」 仕事が思いの外長引いて急いで帰宅した俺。 だけどそこには孝介の姿はなかった。 「やっぱ来る訳ないか……」 そう思いふと足元を見る。 そこには椿の花をあしらった簪が落ちていた。 「孝介…」 もしかして来てたのか?? 簪をゆっくりと拾いあげる。 チリンと小さく鈴が鳴った。 参章 「孝介」
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