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外へ出ようとした鳥は
カゴを押し開け力尽きるまで 大空へ 何処までも何処までも 空高く飛んだ
愛されたい鳥は次の主人を探しに 愛を求めて 空高く舞った
愛されるのが嫌になった鳥は一人でも強く生きて行ける 街を見つけた
そこに幸せがあると願って
愛されたい鳥は本当は愛を求めているのではなく自分の心を満たしてくれる人を探している事に 気が付いた
愛されるのが嫌になった鳥は本当は一人では生きて行けない孤独な心に気が付いた
カゴの中で温かい手の上で主人の愛に 飽き飽きしていた頃は 気付く事が全く出来なかった
鳥達には 小さなリングが付いていた
その小さなリングは主人が愛する鳥達よ…幸せになるようにと願いを込めてつけた物だった
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