悪夢の内科病棟

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ようやく 準備が整ったらしく、助手らしき人と 側に来た。 …もう1人も 若いじゃねーのお(涙) 別に、中年なら見ても良いという訳ではないが、若い男性に尻(しかも穴)を見せるのは何となく抵抗がある。 皮膚の(肛門ちゃまの)感覚を 麻痺させる塗り薬だかを 塗られ、 ついに カメラを 入れられた。 勿論、「不快」の一言しか無い。 しかし、モニターを見ていると なかなか面白いものである。 腸壁は 目を見張る程 綺麗な ピンク色なのだ。 それを 例の照明で 照らされ、映し出された映像は とても 大便の為のものとは 思えない。 ツルツルピカピカなのである。 私は 思わず 「へえーっ!綺麗!!表皮も こんなに綺麗だったら良いのに!」 と 思わず驚嘆の声を上げた。 すると 技師は 「でしょう!!」と、なにか 自分の手柄か 自分を褒められた返事かの様な 満面の笑顔で答えた。 この人……心底 消化器が 好きなんだろうなあ…と 思った。(笑)
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