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「うるせー!!だぁっ!!イライラするっ…血!!」
司乃は頭をぐしゃぐしゃにかき回し、南千へと近寄った。
「…血?」
「遅い。」
司乃はそう一言吐き捨てる用に言うと南千の首筋に牙を立てた。
「っ──!!?」
南千は声にもならない痛さに、昨日と同じ用に涙を浮かべていた。
司乃は容赦なく南千の血を吸い続けた。
貧血になる寸前のところで血を吸うのをやめた。
「ごっそーさん。」
舌を出しながら南千に向けて司乃は言った。
南千は涙を溢しながらも司乃を睨み付けた。
「さっさとそこ止血しねぇとまたぶっ倒れんぞ~」
南千の首筋には五ミリ程度の穴が二つ。
その穴からは血が溢れ出ていた。
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