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南千のはしはあまり進んでいなかった。
「あのー…」
「んぁ?」
「普通のご飯を食べれるのなら~あたしの血を吸わなくてもいいんじゃないですか~?」
司乃は南千が作ったご飯を口に詰め込んでいる。
詰め込み過ぎで時々、むせかえっている。
「だから、吸血鬼は血を飲まないと力にならないんだよ。血以外の物も口に出来んの。」
「おかわり」と言いながら司乃は肉じゃがに箸を伸ばした。
南千は司乃からお茶碗を受け取るとご飯をこんもりと盛った。
「よく食べるなぁ…」
南千からお茶碗を貰うとご飯を自分の口へとかきこみながら言った。
「この後、お前の血くれよ。」
「こんなに食べてんだから今日ぐらいは…「無理!!毎日飲まねぇと消えちまうの。」
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