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南千がお風呂に入っている間、司乃は家の外に出て、屋根の上に立っていた。
司乃の蒼い瞳は白い月をうつしていた。
「見つけた…やっぱり…「司乃~?」
南千の声に司乃は慌てて室内へと戻っていった。
「どこいってたの?」
パジャマに着替えタオルを頭に乗せている南千が首を傾げながら言う。
「ちょっと外の空気を吸いに」
「そんな格好で…?司乃もお風呂入いれば?」
「あぁ…」
司乃はお風呂場に向かった。
ふと、司乃はお風呂場にあった鏡を見る。
司乃は鏡に手を伸ばすと、鏡はぐにゃりと歪み司乃の手を飲み込んでしまった。
鏡の中から出てきた司乃の手には、細長い杖のような物が握られていた。
司乃はその杖のような物をペンダントに変えた。
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