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所々血に染まった服は司乃の手のひらから出ている蒼白い光によって消えていった。
司乃は服をきたまま、シャワーの水をを浴びた。
司乃はびしょ濡れのままお風呂場から出ていった。
「あがったの?……って!?何その格好!!びしょびしょじゃん!!拭かないと風邪ひいちゃうよ!!」
南千は自分の首にかかっていたタオルで司乃の頭を拭いた。
司乃は驚いた表情を見せたまま動かなかった。
「あれ…?服が乾いてる?」
さっきまで濡れていた司乃の服は徐々に乾き始めていた。
「乾くから…拭かなくても」
「でも早く乾かした方がいいでしょ!!ほら頭拭いてっ」
司乃は南千のその手をとりギュッと抱き締めた。
「なっに…!!?」
あまりに突然の事に南千は抵抗する事も出来ずにいた。
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