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「おっはよ~♪」
南千はトイレで首筋に絆創膏を貼り、そのまま自分の教室へと向かった。
「おはよー南千!」
「おはよ。裕衣(ゆい)ちゃん」
「今日は珍しく二条くんと一緒じゃないのね」
南千は律の話が出た途端ドキリとした。
「まっまぁねーはははー」
「まぁ、見せびらかされなくてよかったけどー」
裕衣は嫌みっぽく言った。
「見せびらかしてなんかない!!ってかあたしとりっちゃんは付き合ってないし!!ただの幼馴染み!!」
「はいはい。分かってますよ」
裕衣は「はぁっ」とわざとため息をつきながら棒読みでそうもらした。
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